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Past Exhibitions -2017-

作品画像:「がたんごとんひるね」 268×380mm 画用紙に水彩絵具、鉛筆、ペン、マーカー、シール、はんこ

大槻香奈 個展  がたんごとんひるね

2017年 12月 12日(火)~12月 27日(水)

火~土 12~19時 開廊 (日・月 休廊)

◇レセプションパーティー:12月12日(火) 19時~

会場:創治朗 -Contemporary Art Gallery-

〒664-0851 兵庫県伊丹市中央6-1-33 中本ビル2F(阪急伊丹駅より徒歩約6分・JR伊丹駅より徒歩約9分)

tel: 072-773-3910  mail:gallerysojiro@gmail.com

web: http://gallerysojiro.wix.com/sojiro  twitter: @sojiroARTprdc

■趣旨

2015年末以来、弊廊の12月の恒例企画となっております大槻香奈個展を開催いたします。

2016年には、近年の大槻のキーワード「空虚」をめぐって、主要モチーフが「少女」から「家」へと移行しつつある時期の貴重な記録となった展覧会「神なき世界のおまもり」を開催いたしました。

今回は、2017年に入り「家」のテーマが全面展開して以降、数回のグループ展・個展を経て、現時点の最新作と、家の表現を探り始めた時期の過去作を絡めながら、その表現内容の熟成の度がうかがわれる展覧会となります。

ぜひご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

​◆

私は主にアクリル絵具を使用した平面作品を中心に、少女・蛹・家など、興味の対象である「から」(空・殻)を感じるモチーフを通して、空虚さを孕んだ現代日本の情景を捉えようとしてきました。今年に入ってからは、私たちが生きていく場所としての「家」というテーマを通して、自身の生の実感と、家族や身の周りの他者の死生観を受け入れる事について考え、我々の住む家やこれから在るべき家について考え、作品制作をしていました。

その中で「家」の持つ気配と向き合う機会が多くなり、そうしているうちに、それがだんだんと生き物のように感じて、家の中に住む人達の事ではなく、純粋に「から」として、霊的な色気を持った「家」を絵で捉えたいと考えるようになりました。今回の個展は、そうした視点から、家にまつわる作品を発表いたします。

個展のタイトルとビジュアルは、2011年に制作したドローイング作品「がたんごとんひるね」から。3.11の震災後、多くの人たちが家を失った様子をみて、何もないところから家の気配を探ろうとした結果生まれた作品でした。「家」が失われた時に、何を取り戻したいと思うのか…。私はときどき、家そのものを友達のようだと思うことがあります。家族を失ったり、また新しい家族ができたり、それにより家の気配も変化していく。寂しさとホッとするような瞬間の繰り返しの中、普段はあまり注目されていないであろう、家の持つ細やかな気配について、作品によって問いかけます。(大槻香奈)

 

■大槻香奈 Kana Ohtsuki

 

1984 年生まれ。東京と京都を拠点に活動する美術作家。2007 年 より活動をスタートし、国内外問わず様々な展覧会に参加。 現代日本を「蛹」的に捉え、そこで生まれゆくものと死に ゆくもの、またそれらを内包する世界の姿を客観的視点で 描く事を試みている。
代表的シリーズであるアクリルで描かれた少女のポート レートをはじめ、抽象的表現、立体、イラストレーション など、年々表現の幅を広げている。
WEB SITE:http://ohtsuki.rillfu.com

萩岡美知子 個展

“a landscapegoat”

2017年 10月 28日(土)~11月 18日(土)

火~土 12~19時 開廊 (日・月 休廊)

◇レセプションパーティー:10月28日(土) 19時~

◇萩岡によるTシャツ抽選会:11月11日(土) 16時~

このたび創治朗では弊廊にて2回目となる、萩岡美知子(Michiko Hagioka, b.1985)の個展を開催いたします。

 

2016年8月末から10月にかけて開催した弊廊での第1回個展では、個展タイトルを“rhythm”(リズム)とし、都市風景を題材に描く風景画や、同テーマを別の方法で追求したインスタレーションを発表し、建築物の形態などが織り成すかたちのリズムの向こう側に、人やさまざまな生命が生まれては死んでゆく果てしない繰り返しのリズム、そして一つの時代単位が「終焉」していく気配を描き出すことを試みました。

 

続く今展では、風景画という主要作品の基本構造は同じですが、前回の都市風景への視線が、今回はとあるひとつの地方の自然風景・環境への注目へと移り変わっています。

それは萩岡が沖縄への取材を兼ねた旅行によって出会った景色で、メインとなる大画面作品では、沖縄の米軍基地の新規建設が進めば失われてしまうかもしれない珊瑚礁の姿が描写され、また小作品群では、その自然環境に住まう亀や魚がモチーフとなっています。

 

これは人間同士の政治闘争によって危機に晒される自然環境への視線と、

さらにその自然環境の中で現に生きて暮らす動物の感覚にシンクロしようと意識してみれば、その動物の生息環境の危機を見て怒りや嘆き、心配や諦めを表する人間側のリアクションも、彼らにしてみれば意に介することさえできない、人間サイドの一人相撲のようなものではないかという実感を反映しており、前回個展で示された、「ただ無常に、淡々と過ぎ去るリズム」の感覚がここでもうかがわれます。

 

そして今回はARアプリを取得、起動してスマートフォンを絵画作品の画面にかざすと、そこに画像や動画が追加表示されるというギミックも実験的に使用しています。

ARとは、Augmented Reality=拡張現実 という技術のことであり、近年目覚ましい開発が進んでいます。

その最も有名な事例は「ポケモンGO」ですが、ARは、定義としては、現実の空間上に仮想領域での情報を追加表示するような技術のことを指します。

具体的には、特定の公園や場所に行きスマホアプリを使えばそこにしか登場しないモンスターが表示される、街を歩きながら立ち並ぶ店を端末越しに見ればお店の評価や口コミ内容などが景色の中に浮かんで表示される、などのものです。

 

それは実際の風景の中に概念上は存在していながら可視化されていなかった情報や画像などを直接表示して見えるようにするものであり、ありふれた風景を新鮮に感じさせるという点では風景画という美術のジャンルと密接に関わるとも考えられます。

 

前回の萩岡個展では何気ない風景の向こう側に流れる生死のリズム、無常、終焉の気配を醸し出そうとするものでしたが、今展でも終焉の予感をはらむ自然風景を描き、その風景の今の姿が移ろってゆく兆しのようなものをうかがわせており、「予感」「気配」という目に見えないもの、具体化できないものを徐々に実感させるものとして、萩岡の絵画はARを使う試みへの前奏曲のような立ち位置にあるといえるでしょう。

 

​ぜひご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

(二見正大/創治朗 ディレクター)

会場:創治朗 -Contemporary Art Gallery-

〒664-0851 兵庫県伊丹市中央6-1-33 中本ビル2F(阪急伊丹駅より徒歩約6分・JR伊丹駅より徒歩約9分)

tel: 072-773-3910  mail:gallerysojiro@gmail.com

web: http://gallerysojiro.wix.com/sojiro  twitter: https://twitter.com/sojiroARTprdc

■萩岡美知子 Michiko Hagioka

1985 神戸生まれ

2008 京都精華大学マンガ学科 カートゥーン(諷刺マンガ)専攻卒業

 

[作品発表歴]

2017 アートフェア 神戸アートマルシェ2017 [メリケンパークオリエンタルホテル / 神戸]

    アートフェア ART OSAKA 2017 [ホテルグランヴィア大阪]

2016 アートフェア ULTRA2016 [Spiral / 東京]

   【個展】 『rhythm』  [創治朗 / 兵庫]

   グループ展 『to be 様々なる意匠 or not to be 様々なる意匠』 [創治朗 / 兵庫]

2015 【個展】 『DRAWING EXHIBITION』 [Three Star Kyoto Event Gallery / 京都]

   アートフェア 神戸アートマルシェ2015 [メリケンパークオリエンタルホテル / 神戸]

   アートフェア ULTRA2015 [Spiral / 東京]

   長田区もの干し竿ギャラリーにてインスタレーション [神戸]

   とんぼりワッショイにてライブペイント [大阪 道頓堀]

   名村大人遊園地にてライブペイント [大阪 中之島]

2014 あべの雑貨タウンにて招待ライブドローイング/あべのハルカス [大阪]

   京都国際映画祭特設ブース出展

   master piece×カジカジ20th記念コンペにて準グランプリ受賞

   ホルベイン 淡海の夢 2014風景画展 受賞

2013 SUMMER SONIC SONICART招待出展 SNIFF OUT [大阪]

   【個展】 『ふへん』(HANARART共催イベント)[Aran café / 奈良]

2012 SUMMER SONIC SONICART(グランプリ受賞)[東京]

   GEISAI [東京]

2011 【個展】 『Drop me off here』 [ART COCKTAIL / 南森町]

   GEISAI petit [東京]

2010 萩岡美知子初個展 [ART COCKTAIL / 中津]

2009 Desingh Festa Tokyo [東京]

2008 『∞アート』 [トンカ書店/神戸]

海野由佳 個展

『理想的なものの基礎的な展開​』

2017年 9月16日(土)~10月8日(日・祝)

火~土 12~19時 開廊 (日・月 休廊、10/8 のみ日曜開廊)

※9/28、29、30(木~土)休廊

サテライト会場:クロスロードカフェ

展示会期:9月13日(水)~10月9日(月)

伊丹市中央3-2-4

TEL:072-777-1369

9:00~20:00 火曜定休

本会場 場所:創治朗 -Contemporary Art Gallery-

〒664-0851 兵庫県伊丹市中央6-1-33 中本ビル2F(阪急伊丹駅より徒歩約6分・JR伊丹駅より徒歩約9分)

tel: 072-773-3910  mail:gallerysojiro@gmail.com

web: http://gallerysojiro.wix.com/sojiro  twitter: https://twitter.com/sojiroARTprdc

■趣旨

このたび創治朗では弊廊にて2回目となる、海野由佳(Yuka Umino, b.1989)の個展を開催いたします。

絵画においてスタンダードなモチーフである裸婦像のカテゴリーになかば属するともとれる海野の女性像をメインとした人物画は、主にモチーフと筆触・色彩との関係性に独特の表現形式を持っています。

描かれる人物の<身体>を、全体・部分を問わず自己の関心を通して描写することに力点を置き、表情や相貌などの個人性・人格的特性を示す要素は取り除かれています。

海野の絵画画面内での人物の身体は、溶かれた絵具の流動性と描く手と腕の運動性をダイレクトに反映した、混然とした色彩およびブラッシュストロークによって描出されています。

その画面空間においては、われわれが旧来認識してきた通常の身体の輪郭線にブレが生じているような感覚が喚起されます。

描かれる人物はプロポーション上は均衡のとれたバランスであるため、本来あるべき身体的輪郭はたしかに存在する。

しかしその輪郭線は存在がうかがえる程度の痕跡を留めつつ筆触と色彩の横断によって溶解・脱却され、身体と周囲の空間を同質化するかのように流動・疎通している。

海野はこのような表現によって、自らが身体および精神に対して実感として持っている感覚の描写を試みています。

精神的領域の更新・書き換え――現在と異なる精神局面への移行・脱却――は、身体への操作や依存に縛られることなくおこなうことができる。

これが海野の<身体観>ともいうべきものであり、海野はこれを絵画の制作というかたちで具現化することを、理想の実践、『理想的なものの基礎的な展開』 であると位置づけています。

この機会にぜひご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

(二見正大/創治朗 ディレクター)

■海野由佳 略歴

1989 愛知県 出身

2012 京都嵯峨芸術大学専攻科洋画 卒業

 

[個展]

2015  Pale blue spillage / ( 兵庫 )

2012  ここに一つの存在がある / gallery 1 ( 神戸)

 

[グループ展]

2014

Phase Transition / 2kw gallery ( 大阪 )

思考する視線 / Art Space MEISEI( 京都 )

Exhibitionism / Gallery創治朗・SANSEIDO GALLERY ( 兵庫 )

 

2013

新作展 / gallery 1 ( 神戸)

とよヌー / イロリムラ[89]画廊 ( 大阪)

near/far / Art Space MEISEI ( 京都 )

Container Drawing Project / 神戸ビエンナーレ アートインコンテナ ( 神戸 )

 

2012

one room'12 / 京都嵯峨芸術大学クラブBOX ( 京都 )

第40 回 京都嵯峨芸術大学 卒業制作展 / 京都市美術館

 

2011

第64 回 関西新制作展 新作家賞 受賞/ 原田の森ギャラリー( 神戸)

UMINO Yuka × KAWAGUCHI Yoko exhibition / 京都嵯峨芸術大学 アートプレイスU2( 京都)

Painting Point / 同時代ギャラリー( 京都)

 

2010

第38 回 京都嵯峨芸術大学 卒業制作展 同窓会賞 / 京都市美術館

グループ展 「ただ見てもらいたいんだよね。」 / フリースペースAKIKAN( 京都)

第74 回 新制作展 入選 / 国立新美術館( 東京 )

 

[アートフェア]

2016 the art fair +plus-ultra 2016 / 創治朗・スパイラルガーデン ( 東京 )

2015 the art fair +plus-ultra 2015 / 創治朗・スパイラルガーデン ( 東京 )

   神戸アートマルシェ2015 / 創治朗・神戸メリケンパークオリエンタルホテル ( 神戸 )

2014 神戸アートマルシェ2014 / 創治朗・神戸メリケンパークオリエンタルホテル ( 神戸 )

■大槻香奈 キュレーション 『揺らぎの中のせいとし展』 2017年 8月11日 - 9月2日
 


【出展作家】
Ayako Ono / 中村至宏 / 大槻香奈 / hima://KAWAGOE / きりさき / 吉田有花

 


会期:2017年8月11日(金)~9月2日(土) 12~19時 火~土曜開廊(日・月 休廊)

8月11日(金) 19時 レセプションパーティー

創治朗 -Contemporary Art Gallery-

664-0851 兵庫県伊丹市中央6-1-33 中本ビル2F

TEL:072-773-3910  MAIL:gallerysojiro@gmail.com

WEB:http://gallerysojiro.wixsite.com/sojiro  Twitter:@sojiroARTprdc





■趣旨

このたび弊廊では、大槻香奈キュレーションによるグループ展 『揺らぎの中のせいとし展』を開催いたします。

2015年末以降、自身の作風のいわば深淵部分の掘り下げを続ける大槻ですが、その中で弊廊での 『神なき世界のおまもり』 などでは
<空虚の発見>以降のテーマが探求されてきました。

今回のグループ展では、このようなテーマとも呼応する部分を持ち、また、大槻と同じく、イラストレーション分野も同時に手掛けており、
その文法を美術作品(絵画)に移植・転用・再編成している作風を持つ作家を集めました。

タイトルである 『せいとし』 の語は、「生」「性」「都市」「と死」など、複数のミーニングを平仮名表記の中に忍ばせています。

これまで大槻が展開してきた自身の世界観、その中で表現されている 『せいとし』 が
今展では他の5名の作家とどのように交錯し共鳴するのかをぜひご覧ください。

【出展作家プロフィール】

■Ayako Ono

誰も知る人のいない人混みの中で、個人のアイデンティティーを必要とされずにただ「多数の中の一人」となる時の孤独感、他人を見るように自分を見ているような感覚、それと同時に感じる安らぎや解放感を駅や電車を描いた作品で表現する。

WEB SITE: http://www.bluepaintings.net/index.htm

■大槻香奈

 

1984年生まれ。東京と京都を拠点に活動する美術作家。2007 年 より活動をスタートし、国内外問わず様々な展覧会に参加。 現代日本を「蛹」的に捉え、そこで生まれゆくものと死に ゆくもの、またそれらを内包する世界の姿を客観的視点で 描く事を試みている。
代表的シリーズであるアクリルで描かれた少女のポート レートをはじめ、抽象的表現、立体、イラストレーション など、年々表現の幅を広げている。


WEB SITE: http://ohtsuki.rillfu.com

■中村 至宏

1983年3月16日生 京都出身
2006年成安造形大学造形学部デザイン学科イラストレーションクラス卒業

 

虹は無数の水滴によって形成されている。あるいは「ゆく川の絶えずしてしかも元の水にあらず」(鴨長明『方丈記』)とあるように、川を形成している水は流れ続けている。世界もそれと同じだと思う。生き死にを繰り返して、維持形成されている。その上で、私も意識や自我をもっているが、世界という現象を維持するために生まれては消えていく、虹を形成する水滴みたいな存在だと思う。それが悲しいということではなく、ただただそうだと感じている。

WEB SITE: http://www.yukihiro-nakamura.com/index.html

■hima://KAWAGOE


平成元年8月7日、静岡県旧清水市うまれ 東京都在住。

イラストレーター。信念を持っている事を感じさせるビジュアルの青少年を描く。その他にプロダクトデザイン(性的殺意)やトークライブなど、イラストレーション以外の方法での表現方法につい て常に研究し発表している。

WEB SITE: http://arcade.sakura.ne.jp/

■きりさき

1992年2月5日生まれ 東京都在住

専門学校在学中からフリーイラストレーターとして活動

WEB SITE: http://haze-29.tumblr.com/

■吉田有花

1996年生まれ、京都府出身。嵯峨美術大学短期大学部コミックアート分野在学中。自身の考えている夢と現実が融合した世界観を舞台に、その世界の情景やキャラクターそのものを、主にマゼンタの色調で描いている。

WEB SITE: http://natoyuka.tumblr.com/

■創治朗 #2  開廊2周年記念展

2017年6月3日(土)~6月14日(水)、6月17日(土)~6月28日(水)
12~19時 火~土曜開廊(日・月 休廊)

〔第1期〕
2017/6/3 土~6/14水
名もなき実昌/サワダモコ/大槻香奈/Ayako Ono 

6月3日(土)19時 オープニングパーティー

〔第2期〕
2017/6/17 土~6/28 水
海野由佳/亜鶴/中山いくみ

 

 


◆6月17日(土)19時~21時(予定) アーティストトーク 1期・2期出展作家総登壇予定

 入場時ワンドリンク ¥500~ ご注文ください。

※17日のアーティストトークは会場が

「MOGURA CAFE」(GREENJAM BUILDING 2F)になります。

 創治朗ギャラリーからは徒歩約1分、

 絵画教室アトリエ創治朗と同所在地です。

 左記地図をご参照ください。

 また、MOGURA CAFE は当2周年展サブ会場として、カフェ店内に

 数点の作品を展示しております。

 本展会場とともにぜひお立ち寄りください。

創治朗 -Contemporary Art Gallery-

664-0851 兵庫県伊丹市中央6-1-33 中本ビル2F

TEL:072-773-3910  MAIL:gallerysojiro@gmail.com

WEB:http://gallerysojiro.wixsite.com/sojiro  Twitter:@sojiroARTprdc

 



【趣旨】

このたび創治朗では2017年6月3日より
開廊2周年記念グループ展「#2」 を開催いたします。

今展では会期を2期に分け、創治朗がこれまでにご紹介してきた若手のペインターを、初出展となる作家もまじえて総括します。

第1期ではキャラクター表現を絵画に取り込んだ作家を集めました。
名もなき実昌/サワダモコ/大槻香奈/Ayako Ono
の作家陣で、それぞれ作風の核に漫画/アニメ/ゲーム/ネット/デジタル画像等の文化からの本質的影響を受けながら、
世代ごとのその影響が実体化した際に多様なかたちをとる作品群の共通項と差異を展望します。

第2期では、いわゆるペインタリーな絵画的特質をもつ作家を集めました。
亜鶴/海野由佳/中山いくみ
の作家陣で、強い筆触性や絵具の物質感が際立つ作風の亜鶴、海野、および光沢性など表面処理も緻密に制御する細密画の中山、いずれも現代において具象絵画・人物モチーフを扱う際の若い作家の視点の興味深い一例となっています。

以上の2期に渡る会期の中でトークイベントも予定しており、
現代の絵画作家や画廊・アートシーンを取り巻く問題意識やいま最も需要されている動向などを考察していきます。

この機会にぜひご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

​(創治朗 ディレクター 二見正大)

■小倉和 個展  \ ― /

2017年5月6日(土)~5月20日(土) 12~19時 火~土曜開廊(日・月休廊)

◇レセプションパーティー/アーティストトーク

5月6日(土) 18時

創治朗 -Contemporary Art Gallery-

664-0851 兵庫県伊丹市中央6-1-33 中本ビル2F

TEL:072-773-3910  MAIL:gallerysojiro@gmail.com

WEB:http://gallerysojiro.wixsite.com/sojiro  Twitter:@sojiroARTprdc

■趣旨

今展は、染織作家として美術および服飾の作品づくりを続け、また染織作家数名によるチームを率いてきた活動歴も持つ小倉和の最新個展である。


今展ではまずコンセプトの第一段階として、いま現在の時点での作家の制作活動と実生活すべてを含む実感を直接的に記録するという機能を持ち、そのうえで染織というジャンルやアート全般、アーティスト活動を取り巻く社会的な状況をも映し込んだ記録を作り出そうと試みる。

今展で小倉は、いくつかの異なる二極に分かれる視線を提示する。
私的なものと公共圏に類するもの、アートの内部と外部、通常の経済活動の範疇にあるものとそこから外れたもの、アーティストとしての活動とサラリーマンとしての活動との差異、などである。

また、これまでの小倉の実践から得てきた概観として、染織をアートとして試みることが社会的な広い需要を生まず“衰退”の兆しを感じさせる一方、小倉が個人的に興味を抱き観察し続けてきた暗号通貨やビットコインは今後大きく普及する“興隆”の兆しが感じられるという。

これらの混じり合わない二項が作家の実生活を混乱させながら取り巻いており、低下=衰退するもの=右肩下がりと、上昇=興隆するもの=右肩上がり、それぞれの兆しに取り囲まれながら混濁した実存=現在=水平のダッシュ記号 を、 \ ― / という記号列でシンボライズし今展のタイトルとした。

「不透明な未来をシンプル化するために」その思考の航跡として、記録として留めておこうするのが今展の試みである。

​(創治朗 ディレクター 二見正大)

伊丹市立美術館 しりあがり寿の現代美術 回・転・展 

かってにスピンオフ KURUKURU展 創治朗会場企画

“revolver” SASAMARU / 秋永清二 / 迫一成

2017年1月20日(金)~2月11日(土) 12~19時 火~土曜開廊(日・月休廊)

◇レセプションパーティー/アーティストトーク

1月28日(土) 19時

創治朗 -Contemporary Art Gallery-

664-0851 兵庫県伊丹市中央6-1-33 中本ビル2F

TEL:072-773-3910  MAIL:gallerysojiro@gmail.com

WEB:http://gallerysojiro.wixsite.com/sojiro  Twitter:@sojiroARTprdc

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